11/6 再演!蜃気楼龍玉「女殺油地獄」

霜月の独り看板1 蜃気楼龍玉10月も折り返し地点となりましたね。
めっきり寒くなり、秋雨が沁みる時期となりました。

さて11月は公演目白押しですが
《噺小屋 in 池袋》霜月の独り看板。
若手・中堅・ベテラン噺家3人が独演会形式で
東京芸術劇場シアターウエストにて
3夜にわたり競演します。

第一夜11/6(月)は昨年秋に独り看板で初登場、
今年の5月に近松門左衛門の「女殺油地獄」
初の落語化に挑んで頂いた
“殺しの龍玉”こと、蜃気楼龍玉師が再登場です。

5月の国立演芸場での初演では
お客様から予想以上のご高評と再演希望のお声を多数頂戴しました。

大袈裟な表現方法にたよることなく、
淡々飄々とした語り口ながら
客席の集中力を途切れさせることのないストーリーテラー龍玉師。
だからこそ、人のエゴや怖さを
噺の中からじわりじわりと伝えられるのでしょう。
稀有な存在だと思います。

今回の再演にあたり、脚色の本田久作氏が
多少、台本に手を入れました。
また今回は小劇場のメッカでもある
東京芸術劇場シアターウエストでの公演。
国立演芸場とは雰囲気の異なった空気感で
再演をお楽しみ頂けると思います。

油屋のダメなワル息子河内屋与兵衛が
近所の同業で面倒見のよい豊島屋お内儀お吉を手にかけるまで…。
文楽、歌舞伎でお馴染みのこの演目を落語で、
お客様の頭の中に絵をたっぷりと描いてお聴きください。

龍玉師は今年で、噺家になって20周年。
10月記念の会も開催されるようですので、
ぜひそちらもチェックなさってくださいね。
毎日新聞では20周年にちなんでインタビューも掲載されています。

《今月末開催》10/30月 神無月の独り看板 入船亭扇遊「たちきり」@国立演芸場

神無月の独り看板 入船亭扇遊独り看板では今年は2回目の登場となる
扇遊師匠の独演会です。
華のある高座、清廉な勢いのあるサッパリとした
口跡の良さと丹念な描写力。
そして艶っぽい噺がまたとても似合うんですよね。

扇橋師匠、喜多八師匠と
敬愛する師匠と仲のよい同志を相次いで亡くした後も
一門の筆頭弟子として一門を引っ張り、
また亡き友の分まで、ぐぐっと客席を集中させる噺に
さらに磨きが掛かっているように思えます。

《噺小屋》では「落語睦会」「入船亭兄弟盃の会」
「一天四海」「とざい、とーざい南光・扇遊」など
カレコレ10年ちかくご出演頂いておりますが
ことに今年は目を見張る素晴らしい高座を展開されております。

前回の2月の独り看板の折は、「鼠穴」で仲入りに緞帳が下りますと、
客席からの感嘆のジワが舞台袖まで聴こえてきました。
なかなかそんな機会に遭遇できることはありません。

今回、月末の月曜開催で、なにかとお忙しい時期かと思いますが
若旦那と芸者小糸の若い切ない恋を描いた「たちきり」ほか
たっぷりと扇遊師の高座に浸って頂きたいと思います。

★チケットは、いがぐみWEB、ぴあ、ローソン、イープラス、
国立劇場チケット売り場にて発売中です。
ぜひお誘い合わせの上、ご来場くださいませ。
お待ちいたしております。
公演詳細・ご予約はこちらから。

9/26《噺小屋》一天四海 ー星月夜の刻ー@国立演芸場

9/26一天四海打ち上げ
昨日9/26に開催されました《噺小屋》一天四海
龍志・扇遊・鯉昇・正蔵の会ー星月夜の刻@国立演芸場にご来場頂き、
まことにありがとうございました。

お客樣方の応援のお陰もあり、3回目にして
会としての一体感と流れがいい形ででき上がってきました。
高座とお客樣方の反応のバランスも
とてもよく、アンケートにも「満喫しました」というお声を
たくさん頂戴しました。
出演者ともども、たいへんに喜んでおります。

そんなわけで終演後の打ち上げは、高座時間よりも遥かに長く…
この充足感たっぷりな出演陣のお顔となりました。

《番 組》
一、狸の鯉   瀧 川 鯉佐久
一、天狗裁き  入船亭 扇 遊
一、崇徳院   立 川 龍 志
ー仲入りー
一、まめだ   林 家 正 蔵
一、質屋庫   瀧 川 鯉 昇

三味線・笛:恩田えり
鳴 物:三遊亭ふう丈

★次回の「一天四海 冬紅葉の刻」は12/5(火)開催
好評発売中です。ご来場お待ちいたしております。

★また、10/30には独り看板で入船亭扇遊「たちきり」@国立演芸場、
11/20に立川龍志「子別れ」通し@東京芸術劇場シアターウエストもございます。
こちらも併せてお運びくださいませ。

9/17 第71回 扇辰・喬太郎の会@国立演芸場

第71回扇辰・喬太郎の会打ち上げ9/17に開催されました
第71回 扇辰・喬太郎の会@国立演芸場に
台風にも負けず、いっぱいのお客様に
ご来場いただきありがとうございました。
皆様のお帰りまで
なんとか荒天にならず安堵いたしました。

楽屋はいつも通り、
ネタをさらうお二方のブツブツ声が
開場前からずっと続きまして、
最後の最後まで粘って仕上げています。

頑張った後のお酒はひとしお美味しいようで、
お開き前のお二方がこちらの写真…。
暴風雨の中を帰りました。

《番 組》
一、道  具  や    柳 家 寿 伴
一、秋 刀 魚 火 事  入船亭 扇 辰
一、二 十 四 孝    柳 家 喬太郎
ー仲入りー
一、すなっくらんどぞめき 柳 家 喬太郎
一、三遊亭圓朝作「緑林門松竹」より
発端~山木秀永宅まで 入船亭 扇 辰

三味線・笛:恩 田 え り
鳴   物:柳 家 小はぜ

★次回第72回は来年4/14土です。
またのご来場をお待ちいたしております。

8/9《噺小屋session》とざい、とーざい 桂南光×入船亭扇遊@国立演芸場

0809南光×扇遊8/9に開催されました
《噺小屋session》とざい、とーざい
桂南光×入船亭扇遊@国立演芸場に
南光師匠の「千両みかん」を
地で行く酷暑の中をご来場頂き、
まことにありがとうございました。

南光師匠の《噺小屋》出演は4年ぶり。
そして今回、扇遊師匠との初の二人会
実は昨日がお二方ほぼ初対面。
顔を合わせるまで
少々緊張されていたようでしたが
同世代のおふたり、楽屋で意気投合され、
人柄も高座もお互いに
気持ちよく刺激を受けられて
気合いの入った4席となりました。

そして開口一番からあたたかな反応、
南光師匠の登場で熱烈な拍手と掛け声、と
熱いお客席に南光師匠とても喜んでおられました。

素敵なお客様方に支えられまして、初の二人会
いいスタートをきることができました。
終演後さっそく、おふたりの強いご希望も頂き
来年秋に第2回が決定致しました。

40年近く前に開催されていた「東の扇橋・西の枝雀」に
当時扇遊師匠は前座で同行されていたと昨日伺いました。
時を経て、奇しくも亡き師匠方の筆頭弟子二人の会が
実現できたのも何かのご縁かもしれませんね。
来年もどうぞお楽しみに。

《番 組》
一、初 天 神   柳 家 寿伴
一、胴 斬 り   桂   南光
一、付 き 馬   入船亭 扇遊
ー仲入りー
一、紙 入 れ   入船亭 扇遊
一、千両みかん   桂   南光

三味線:太 田 その
鳴 物:入船亭 遊京
南光×扇遊チラシ@国立演芸_5

7/29《噺小屋夏スペシャル!》桂米團治独演会〜米團治の吟醸噺@銀座ブロッサム

7/29に開催されました
《噺小屋夏スペシャル!》桂米團治 独演会〜米團治の吟醸噺
@銀座ブロッサムにご来場頂き、
まことにありがとうございました!

ネタだしの「景清」に合わせての?夕刻からの雨模様。
米團治師は喉の調子を気にかけながらもの熱演でした。

仲入り後は、小米朝時代の20代で出演した
市川崑監督の映画「細雪」出演時の撮影エピソードや
米朝師匠の演技指導?など珍しいマクラも出ておりました。
そして愉快な「動乱の幸助」でお開きとなりました。

《番 組》

一、ちはやふる     桂 米 輝
一、秘 伝 書     桂 米 紫
一、景   清     桂 米團治
ー中入ー
一、動乱の幸助     桂 米團治

三味線:豊田公美子

☆次回の米團治独演会は、
来年1/14日13:00〜恒例の《新春スペシャル!》です。
詳細が決まりましたら、またこちらでご案内させて頂きます。
どうぞお楽しみに!
米團治_夏チラシ@中央会館

7/25《噺小屋session》入船亭扇遊・扇好・扇辰 兄弟盃の会@国立演芸場

入船亭兄弟盃の会7/25に開催されました《噺小屋 session》
入船亭扇遊・扇好・扇辰 兄弟盃の会
@国立演芸場に、暑い中ご来場頂き、
まことにありがとうございました。

入船亭兄弟盃の会としては
6回目となりますが
今回から扇好師を新メンバーに迎え、
初お目見えということで
トリをお願いしました。

冒頭は扇橋師匠の出囃子にのせて3人が登場、
ご挨拶好き(?)の扇遊師匠の司会で
扇橋師匠の思い出や入門のエピソードなどをそれぞれがお話。

遊京さんに続いて
入船亭と言えばのネタの一つ
扇辰師「藁人形」に始まり
なんとも美味しそうだった扇遊師の「試し酒」
そして夏にはこの風情がたまらない扇好師「船徳」
をお届けしました。

来年も7/25に開催予定です。
またのご来場をお待ちしております。

《番 組》
一、ご挨拶  扇遊/扇好/扇辰
一、出来心    入船亭 遊京
一、藁人形    入船亭 扇辰
-仲入りー
一、試し酒    入船亭 扇遊
一、船 徳    入船亭 扇好

三味線:恩 田 えり
前 座:春風亭 一猿

終演後もにぎやかに盃を交わしたお三方です。
扇遊・扇好・扇辰170725@国立演芸_2

7/14 扇辰・喬太郎 二人会@京都府立府民ホールアルティ

京都7/14 扇辰・喬太郎二人会@京都
祇園祭りの宵々々宮、三連休前にもかかわらず
たくさんのお客様にお運び頂き、
ありがとうございました。

京都に着きますと、タクシーの運転手さんが
車窓から鉾が見える通りをまわって
会場までご案内してくださり、
扇辰、喬太郎2人とも
思いの外の鉾の高さに驚いたり感心したり。

扇辰師を生で観るのが初めてというお客様が
ほとんどだったようですが
じっくりと聴いてくださるとてもよいお客様で
2人とも、とてもやりやすいお客様でありがたいと
喜んでおりました。

東京や大阪から駆けつけてくださったお客様もいらったしゃったようで、
ありがとうございました。

《番 組》

一、茄 子 娘      入船亭 扇 辰
一、錦 の 袈 裟    柳 家 喬太郎
-仲入り-
一、ウルトラのつる    柳 家 喬太郎
一、匙 加 減      入船亭 扇 辰

6/21《噺小屋》水無月の独り看板 柳家小満ん 雪月花 八@国立演芸場

柳家小満ん 雪月花プログラム6/21に開催されました
《噺小屋》水無月の独り看板 柳家小満ん 雪月花
@国立演芸場にご来場頂き、
まことにありがとうございました。
この会も8回となり、高座で師匠が仰ってましたが、
だんだんとネタの選定に
苦心されるようになってきたようです…。
今回「月」と「花」は、ひとひねりのネタでの
お届けとなりました。

小満ん師匠の高座はやわらかくて軽やかでホッとします。
そして毎回勉強までさせて頂けるような。

余談ですが、師匠が高座で出される湯呑み、
とある作家さんのもので、いつ拝見しても素敵です。
先日のTV演芸番組のオンエアの際は、湯呑みの反響も凄かったとか。
そこに気づかれる視聴者の方もまた凄いなあと驚きました。

《番 組》

一、初天神       柳家 寿 伴

一、「月」…釜 泥   柳家 小満ん

一、「花」…たがや   柳家 小満ん

ー仲入りー

一、「雪」…鰍 沢   柳家 小満ん

三味線:恩 田 え り
鳴 物:三遊亭 ふう丈

小満ん170621@国立演芸nyuko

5/30《噺小屋》皐月の独り看板 蜃気楼龍玉 「女殺油地獄」@国立演芸場

龍玉チラシ IMG_20170531_142335

 

 

 

 

 

 

 

5/30に開催されました《噺小屋》皐月の独り看板 蜃気楼龍玉
「女殺油地獄」@国立演芸場にご来場頂き、
誠にありがとうございました。

昨年秋に《噺小屋》独り看板に初登場した龍玉師の
花形演芸大賞受賞縁の国立演芸場での初独演会です。

前回は三遊亭圓朝の「緑林門松竹」通しを
2時間に脚色したものに挑戦して頂きましたが、
さて今回は《噺小屋》ならではの作品をお願いしたいと思う中で
ふと思い出したのが「喜多八膝栗毛」初回の時の「籠釣瓶」でした。
ですが今読み返すとちょっと毛色が違う気がして断念。

そこで、何本か”殺しの龍玉”に似合いそうな候補を考えてお出しし
龍玉師と落語作家の本田さんと話し合い、その中から決まったのが
近松門左衛門の「女殺油地獄」でした。

文楽・歌舞伎でお馴染みのこの近松の名作、
最後の陰惨な暗がりでの殺しの場面の映像は鮮烈に記憶に残ります。
これを噺として再現できるのか…。
一方で、殺しに至る人物関係は「緑林」ほど膨大複雑でもなく
とあるワケあり家族とご近所の話でもあり、
そこを伏線に与兵衛が殺しに至る過程を描くことができるかもしれない。
今回も脚色をして頂いた大阪出身の本田さんは
近松の原作から舞台を上方から江戸へと移し、
また人物関係を整理して、落語向きの世界観を創ってくださいました。
初稿を頂いた後、何度か本田さんと話し合って部分改稿をお願いし、
今回の落語版が完成いたしました。
前回の圓朝物「緑林門松竹」通しと違い、そもそも落語作品ではない演目ですので
制作側としましても、この初演はどうなるだろう…と
期待と不安と半々でドキドキいたしましたが、
本田さんの台本が龍玉師の身体を通して、さらに立体的な世界となって生まれ出て
ダメな与兵衛も、よりダメらしく(笑)、
龍玉師の描写力でめいめい人物が動き出しますと、これは嬉しい驚きとなりました。
そして、冒頭からお客様のやわらかい反応に助けられ、
龍玉師の初演に伴走して頂いたような空気感で、
たいへんありがたい一夜となりました。

お陰さまでたくさんのご好評を頂戴しましたので、
お蔵入りにせず、また再演できるようにと思っております。
初演にお付き合い頂き、ありがとうございました。